事業構造の可視化
2021年10月01日
事業(ビジネス)にITを導入(利活用)する前に重要なことがあります。それは、「事業の構造を可視化出来ているか」です。
事業の構造を可視化出来ているか。とは具体的にどういうことかというと、
以下3点(他にもあると思いますが重要と思われる3つを記載)が明確にされているかというのか、非常に重要です。
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・業務フロー
いつ、だれが、どういった流れで業務をするかを明確にしている。
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・概念データモデル
業務で利用する主要な情報がどういった項目を保持しており、各概念データとどのような関係性になっているかを明確にしている。
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・状態遷移
業務が進むにつれて、概念データがどのように状態遷移していくか明確になっている。
上記3つが整備されており、事業に関わる人がいつでも確認することが出来れば、「事業構造が必要最低限で可視化出来ている」と言えると思います。
ここまで出来ていれば、ITの導入(利活用)の事前準備は十分です。(3つの可視化項目はIT導入時の要件定義に必要な資料となります)
さらには、「業務フロー」、「概念データモデル」、「状態遷移」が整備されていることで、これらを活用して新規事業の検討やDX(デジタルによる事業改革)も実現可能となります。