「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」
2023年09月12日
一昔前までは、「ヒト」「モノ」「カネ」の三要素が経営資源であり、企業がビジネスを運営し成長させるために不可欠な要素とされていました。近年では、これに「情報」が加わり、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の四要素となっています。
経営資源の最後の要素である「情報」は活用できていますでしょうか。
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ヒト
組織内で働く人間の能力、知識、経験などを指します。
企業が運用/成長していくために、適切な能力や脂質を持った従業員を雇用、または育成することが重要です。
そのために、従業員の能力向上(トレーニング)、増員(採用)、浄化、管理(組織構成)、ワークライフバランスといったものを考慮する必要があります。
これらは、組織の中では一般的に人事部が担っていると思われます。 -
モノ
物理的な製品や設備を指します。
企業が活動・運用する上で必要な、建物、機械、車両、原材料、製品、在庫などが含まれます。
生産性を向上させたり、効率を高めたりするために、最適に配置する必要があります。
これらは、組織の中では一般的に製造部(生産/物流/調達)が担っていると思われます。 -
カネ
資本、資金、収益、利益など財政面の要素を指します。
カネは、ビジネスの運用において不可欠なものです。
予算、資金調達、投資、財務、利益、コストなどが含まれます。
企業の運営だけでなく、ビジネスの成長や拡大に必要であり、資本を効率的に運用することが重要です。
これらは、組織の中では一般的に経理部が担っていると思われます。 -
情報
企業内外に存在する、データ、知識、情報技術(IT)などを指します。
企業活動によって生じるデータや外部のデータを、情報技術により分析・加工することで、企業運営の効率性アップ、ビジネスの拡大に活用します。
これらも前述のヒトモノカネと同様に、情報システム部が担うべき役割と考えます。
「情報」については、後発ということもあってか、形が見えない(無形)からか、重要性が薄く感じられます。
担うべき情報システム部も、パソコン/ネットワークの運用保守が主担務になっていないでしょうか。本来は、「企業内外にある情報(データやIT等)を企業活動にどのように活用すべきか。」を十分に担うべきです。
経営資源の要素である「情報」を有効活用し、企業運営の効率化やビジネスの成長・拡大を目指しましょう。