システム要件定義

・ビジネス要件定義で定義された業務フロー(ToBe)から、システム機能/非機能の要件を検討する。
・また、(存在する場合)現行システムからも問題・課題を抽出し、システム機能/非機能要件に取り入れる。

システム機能要件定義 業務フロー(ToBe)/業務仕様(ToBe)から、システムで実現する機能を定義します。
主要な業務データについて、グルーピング(類似項目をまとめる)/関連付け(親子/1:n等)を行い、概念データモデルとして整理します。
 例)取引先と契約、受注、発注がそれぞれが保持するデータ項目や、関係(親子、1:n)など
業務フローにより、データがどのように遷移していくかを整理します。
 例)見積依頼⇒受注⇒納品⇒請求など
業務で利用するコードを定義します。
 例)取引先コードや契約No、受注Noなど
現行システム調査 (現行システムが存在する場合) 現行システムのドキュメントをまとめておきます。必要に応じて最新化します。
現行システム要望・問題・課題の抽出 利用している業務部門、情報システム部門にヒアリングし、現行システムにおける要望・問題・課題を抽出します。
特に、利便性・操作性、移行性・セキュリティ・システム環境について確認しておきます。
システム非機能要件定義 業務フロー(ToBe)/業務仕様(ToBe)から、システムで実現する非機能(主に可用性、性能・拡張性、運用・保守性)を定義します。
現行システム要望・問題・課題の抽出をもとに、新システムにおける移行性、セキュリティ、システム環境(現行のIT環境との関係性)についても要求を定義します。
要件具体化 システム機能要件/非機能要件を具体化します。
・画面・帳票のレイアウト(イメージ/モックアップ)の作成
・データの項目、型を明確化
・コード体系を定義
・CRUDを作成し、データモデルとシステム機能や画面/帳票の関係性を確認し、整合性を確認
・移行・運用・テストの方針や計画の検討

※本プロセスで、システム機能をより具体化しておくことで、次工程以降からの手戻りの防止や、見積(費用やスケジュール)の精度が上がります。

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